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自己肯定感を育む環境をつくる‐読む自己肯定感

このコーナーでは自己肯定感に関する本や論文などを”ななめよみ”しています。
今回は提案書「自己肯定感を育む環境をつくる」をななめよみ。

この提案書が目指すこと

この提案書は
「持続可能な社会を作るためには家庭、学校、地域での『自己肯定感』の育みが必須である」
という命題に始まる。

私たちが目指す社会は「誰もがこの社会に存在する価値を認識し、他者の存在を認め、尊び合うことのできる社会」であり、「今そして未来世代の、すべの人権が守られ、安全に安心して暮らすことができる持続可能な社会」である。

自己肯定感を育む環境をつくる

日本は協調を求める文化だけど、本当に大事なのは尊重だと思うのです。

一人として同じ人間はいません。
みんな違うんです。
違っていていいのです。

違うことを責めるのではなく、
違うものを同じものにするのではなく、
違うことを認め尊重できる世の中こそが平和だと思うのです。

「誰もがこの社会に存在する価値を認識し、他者の存在を認め、尊び合うことのできる社会」

私もその為に自己肯定感の大切さを伝えていきたいと思い、このサイトを作りました。

自己効力感・自己有用感・自己有能感 と自己肯定感

自己を肯定する感情

自己効力感→自分は何かを成し遂げたり、達成したりすることができると思える感覚。自己肯定感の行為達成能力的側面。「やればできる。やれる私。」

自己有用感→自分は人や社会の役に立てるし、必要とされていると思える感覚。自己肯定感の対人的社会的側面。「役に立ち必要とされている私。」

自己有能感→自分には得意なこと、やれることがあると思える感覚。自己肯定感の能力的側面。「力があり、自信がある私。」

自己肯定感→自分の良いとことも悪いところも含め、今の自分の状態をあるがまま受容でき、かつ自分が貴重な存在であると認められる感覚。「世界に一人しかいない。」

この4つの自己を肯定する感情のうち、「自己効力感」「自己有用感」「自己有能感」は他者や社会との関わりの中で自己評価、あるいは自分自身の能力に対する評価が含まれる感情である。

一方、「自己肯定感」はそうした評価に関わらず、自分の良いところも悪いところも含めて、自分は自分で良い、ありのままの自分を大切にする感情である。

前者を「社会的自己肯定感」、後者を「基本的自己肯定感」とし、「社会的自己肯定感」は賞賛や挑戦によって高まりやすく否定や失敗で低まりやすい「基本的自己肯定感」は周りの環境に左右されにくく、様々な圧力に対してしなやかに対応できる特質がある

自己肯定感を育む環境をつくる
自己肯定感を育む環境をつくる より

自己効力感・自己有用感・自己有能感 と自己肯定感の違いがとてもわかりやすく説明されていました。

ここから考えると、自己肯定感が高すぎる人は 自己効力感・自己有用感・自己有能感の社会的自己肯定感が肥大化している、 社会的自己肯定感が基本的自己肯定感と比べて極端に大きくなっている人?そして、自己肯定感が低い人は基本的自己肯定感の部分が極端に小さい人?とも言えるのかな…
あくまで推測ですが…。

自己肯定感に関する調査

この提案書では、子どもの自己肯定感を現状を知るために、自己肯定感に関する指標について様々な調査が行われています。

「自分に良いところがある」と思えない子ども、小学6年生4人に1人、中学2年生3人に1人
「自分には良いところがあると思いますか」ー全国学力・学習状況調査

自分のことが好きではない(どちらかといえば好きでない)子どもが半数いる。
「自分のことが好きか」ー子ども条例に基づく調査・子ども調査(三重県)

肯定的な回答をした高校生は、日本以外の3カ国(米国・中国・韓国)が20~60%という結果であるのに対して、日本の高校生は6~8%程度にとどまっており、日本の高校生の自分への評価が低いことがわかる。
「私は価値ある人間だと思う」「自分を肯定的に評価するほうだ」-財団法人日本青年研究所が実施した「高校生の心と体の健康に関する調査」

自己肯定感を育む環境をつくる

この結果をみて正直びっくりしました。小学6年生までで、自分に良いところがあると思えていなかったり、 自分のことが好きではない(どちらかといえば好きでない) という子どもが多くて驚きました。
高校生に至っては、自分に肯定的な人が6~8%だなんて…
日本人の自己肯定感の低さが20代までに確定していると言ってもいいと思います。(確定って変な言い方ですが…)

これらの調査からも、自己肯定感が低くなる原因が家庭や社会、教育の問題にあることは間違いないようです。
自己肯定感が低くなる12の原因

自己肯定感への誤解

子どもの自己肯定感が低いことに対して、下記のような考え方があり、自己肯定感の本質が十分に理解されていない状況がある。

①幼児期に親などから受けた影響で低くなった子どもの自己肯定感を高めることは難しい。
②日本の子どもの自己肯定感が低いのは「謙遜」の表れであり、日本特有の文化によるものだ。
③自己肯定感が高いとわがままや自己顕示欲の強さにつながるので、自己肯定感は低いぐらいがよい。

自己肯定感を育む環境をつくる

①幼児期に親などから受けた影響で低くなった子どもの自己肯定感を高めることは難しい。

簡単ではないと思います。でもできると思います。

②日本の子どもの自己肯定感が低いのは「謙遜」の表れであり、日本特有の文化によるものだ。

自己肯定感が低くなる12の原因>10.謙遜が美徳 で書いていますが、まず「謙遜」と「謙虚」と「卑下」の違い を理解する必要があります。

「謙遜」と「謙虚」と「卑下」の違い

謙虚…自分のことは決して下げないけれど、控え目で素直なこと。自己肯定感から生まれる穏やかさ。
謙遜…自分の能力や価値などを低く評価すること。
卑下…自分を人より劣っているものとしていやしめること。自己否定から生まれるもの。

例えば『◯◯さんてすごいですね』と言われた場合のそれぞれの違いは…

謙虚→ありがとうございます。▲▲さんに褒められるととても嬉しいです。
謙遜→私なんかすごくありません…。
卑下→全然そんなことないです。私は本当にダメな人間で…

控えめで素直、おごらない謙虚な姿勢は良いことです。でも、ほとんどの人が謙虚と「謙遜や卑下」を混同してしまっているのです。

③自己肯定感が高いとわがままや自己顕示欲の強さにつながるので、自己肯定感は低いぐらいがよい。

自己肯定感の基礎知識>自己肯定感が高い人への誤解で書いていますが、わがままや自己顕示欲が強いというのは自己肯定感が高すぎる人の特徴 なのです。
このような誤解を解かないと健全な自己肯定感を育むのは難しいと思います。

まとめ

以降は自己肯定感を高めるために必要な学びということで、各教育機関や団体での取り組みが紹介されていました。
自己肯定感への学びや対応は早ければ早いほど良いと思います。このような取り組みが全国規模で広がり、子どもたちの自己肯定感の育成に役立っていくことを望みます。

「自己肯定感タイプ診断」では、あなたが以下のどのタイプに該当して、そのタイプが自己肯定感にどのような影響があるのかを診断いたします。

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