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境界線と自己肯定感とファッションの関係

街でキャッチやナンパ、付きまといといった迷惑な行為に遭遇したことのある方は多いと思います。これってファッションや自己肯定感が関係してるんです。

バウンダリー(境界線)とは

バウンダリー(境界線)という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

バウンダリー(境界線)とは、「私」と「あなた」を区別する人間関係の境界線です。

バウンダリーが守れていれば、「私とあなたは別の人間であり、別の価値観や考えを持っている」ということをお互いに認め合うことができ、摩擦の少ない安全な人間関係を構築することができます。

ストレスに強くなる!人間関係の境界線(バウンダリー)の引き方

私はバウンダリー(境界線)を人間に備わっているバリアというかオーラに似たものと捉えています。

イメージはこんな感じです(笑)
身体の外側にあって守ってくれていると思っています。

個人の境界線の5つのタイプ

この境界線には5つのタイプがあるそうです。

身体的な境界線
ただバスで隣に誰かが座るにしても、友だちと悪ふざけするにしても、他者と身体的に接触することをいとうか否かというものです。

感情的な境界線
本音や心の奥底の感情を他者とどこまで共有するかというものです。また、特定の人間関係に対して費やせる感情的なエネルギーや労力も含まれます。

性的な境界線
性的な接触に対する同意や心地よさについてです。望まない性的な接触に限らず、長年連れ添ったパートナーとの関係にも適用します

時間的な境界線
自分の時間をどのように使いたいか、知り合いの誕生日パーティーに出席するというようなさまざまな労力に対して、自分の時間をどれだけ割くかというようなことです

物質的な境界線
認知行動療法心理学協会によると「何を、誰と共有するかの制限を設けること」です。自分の所有物を丁重に扱わない恐れがある家族には車を貸さない、というようなことです。

「個人の境界線」5つのタイプと、その効果的な使い方

こちら「境界線ってなに?…自分も相手も守る透明バリア」も目を通してみてください。

この境界線があいまいなる、守られていないと…私の言い方だとバリア機能が弱まっている状態だと、人間関係のトラブルや日々の中で不快なことが多くなるのではと考えています。

境界線とファッション

街でキャッチやナンパ、付きまといといった迷惑な行為に遭遇したことのある方は多いと思います。

私は以前、ある特定のブランドの膝丈のフェミニンなワンピース(上のイラストの一番左のイメージ)を好んで着ていたのです。このようなワンピースを着ていると、駅などでいわゆるキャッチと呼ばれる勧誘の方に声を掛けられることが度々ありました。
でも、同じ膝丈でもはっきりした原色のような色使いのもの (上のイラストの右から二番目のイメージ) や、ロング丈のスカートを履いている時はそのようなことはないのです。
おそらく勧誘の男性はフェミニンなワンピースを着ている=おとなしい女性というイメージなのでしょう。ようするに声をかけやすい、声をかけても邪険にされないと判断するのです。

私の友人で、40代なのですが20代に見えるほど可愛らしくて、服装もフェミニンというかキュートなテイストを好んで着ている女性がいるのですが、彼女は変な男性に声を掛けられたり、ついてこられたりということがとても多いのです。 (上のイラストの左から二番目のイメージ)

境界線の話からファッションの話になったので、???と思われましたよね。
実際に境界線がちゃんとしていたとしても、見た目(着ているもの)で、境界線が弱い人に見えると、キャッチやナンパ、付きまといをする人のターゲットになりやすいのではと考えています。

やはり人は見た目で判断している

実はファッションはそのお手軽で効果大の防御装置になる。攻殻機動隊におけるパワードスーツのように、ファッションはおひとりさまを守ってくれるのだ。

湯山玲子 女のひとり行動を社会から守る「見た目」戦略

ちゃんとした格好をしていても嫌な思いをしたことがある、という方もいるでしょう。
私もおとなしい女性に見えないファッションの時でも、体調が悪かったり、気分が塞ぐようなことがあって電車に乗っていた時に、いわゆるナンパなのでしょうか…声を掛けられたこともあります。

その人に敬意を払うべきか否かの判断はフィジカルな見た目(ファッション)だけではないのです。

こちらの記事を読んで、さらに確信したんです。
人は見た目で、相手に敬意を払うべきか否かを判断しているんです。さらに敬意を払わないばかりか身体的な境界線や性的な境界線を守らなくていいとまで判断しているのです。

自己肯定感が低い、自信がないという状態や一時的に気分が塞がってエネルギーが下がっている、こんな時は境界線が弱っているのでターゲットになりやすいのだと思います。

そしてもう1つ、姿勢です。猫背で歩いているとどんなファッションでも敬意を払うべき存在に見られない可能性が高いと思います。

ターゲットにならないために

敬意を払わなくてもいい人、声をかけても大丈夫そうな人…人は無意識に相手をジャッジしています。

男性だって自分より強そうだと思う人にはケンカを仕掛けないし、通り魔などで被害にあうのは女性や子供です。誰でもよかったと言いながら、ちゃんと自分より弱い人を選んでいますよね。

見た目で敬意を払うかどうかを判断する人も、身体的な境界線や性的な境界線を守らなくていいと判断する人も悪いのは相手です。でも、相手を変えることは容易ではありませんし、こういうことは本能的な行動なので本人に意識がない可能性もあります。

なので、敬意を払われる存在、境界線がしっかりしてるなと思わせる存在になるように意識した方が早いのです。

すぐにできることは姿勢です!可愛らしいファッションだろうと、とにかく姿勢をよくしてみましょう。

また、好きなファッションを変えるのではなく、一部、相手を威嚇するようなものを取り入れるのもよいでしょう。
街中でしつこくからまれたり、ついてこられたり、性被害などによく遭遇する女性が真っ赤なリップをつけたり、大きなサングラスを付けるだけで被害に合わなくなったという話も聞いたことがあります。

そして、自己肯定感を高めて内面から滲み出すような自信を身につけることです。

境界線と自己肯定感とファッションの関係
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