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自己肯定感が高すぎる人の特徴 1~2

<自己肯定感が高すぎる人の特徴 一覧>

1.プライドが高い
2.素直じゃない
3.自分を正しく認識できない
4.自分に肯定的な人とだけ付き合う
5.正しいという気持ちに支配されている
6.他人を見下し相対的に自分を高める
7.特別扱いされるべきだと感じている
8.無責任

自己肯定感が高い人への誤解

自己主張が強い人、自分勝手な人、傍若無人の人、自己愛は強いけど他人への愛がない人、高慢な人、自分を正当化する人などを自己肯定感が高い人と勘違いしている人が多いのですが、これらの言動は、自己肯定感が高すぎる人の特徴です。

これらは「自己肯定感が高すぎる人」の特徴です。

健全に自己肯定感が高い人は「尊重」できる

健全に自己肯定感が高い人は、自分に対して持っている「自分は大切な存在」「自分はかけがえのない存在」という、言いかえれば「尊重」という感覚を、他人に対しても同じように持つことができます

自分のことが好きなので、今の自分を肯定しつつも、うぬぼれたり、妥協したり、成長することを放棄したり、開き直ることなく努力を怠りません。

人に優しく出来ない自分や、他者を批判する愚かな自分は肯定できもないので、そんなことはしないのです。

嫌なことやダメなことをしても自分を肯定しているのではなく、そもそも自分が好きで大切な存在であるからこそ、嫌なことやダメなこと、自分を素敵と思えないことはしないという選択になるのです。

ですから、自己主張が強い、自分勝手、傍若無人、自己愛は強いけど他人への愛がない、高慢などといった言動にはならないのです。

一方、自己肯定感が高すぎる人は…

自己肯定感が高すぎる人は、自分と他人を比較して、良い部分や肯定的な部分を前面に押し出し、悪い部分や否定的な部分を隠します。そのため、虚勢をはったり、嘘や言い訳が多くなります

自己中心的になり、人付き合いを損得で決めたり他人に自分の意見を押し付ける相手の意見を受け入れないようになります。

常に自分が正しい、自分が上の立場でいたいという思いが強くなるのです。そのため、他人を信じたり、他人のために行動したり、他人の愛を受け取ったり、他人を許したりすることができないのです。

高すぎる自己肯定感と自己愛性パーソナリティ障害

自己肯定感が高すぎる状態は、自己愛性パーソナリティ障害と呼ばれるものに良く似ています。

自己愛性パーソナリティ障害の人は、「自分は特別で重要な存在である」という感覚を強く持っています。常に自分の能力を過大評価し、自分は褒められて当然である、自分を理解できるのは特別な人だけだと思っています。一方で、他人の努力や貢献は過小評価し、相手の気持ちに共感できないため、人間関係の問題を抱えやすい傾向にあります。

自己愛性パーソナリティ障害の症状

・人より優れていると信じている
・権力、成功、自己の魅力について空想を巡らす
・業績や才能を誇張する
・絶え間ない賛美と称賛を期待する
・自分は特別であると信じており、その信念に従って行動する
・人の感情や感覚を認識しそこなう
・人が自分のアイデアや計画に従うことを期待する
・人を利用する
・劣っていると感じた人々に高慢な態度をとる
・嫉妬されていると思い込む
・他人を嫉妬する
・多くの人間関係においてトラブルが見られる
・非現実的な目標を定める
・容易に傷つき、拒否されたと感じる
・脆く崩れやすい自尊心を抱えている
・感傷的にならず、冷淡な人物であるように見える

Wikipedia

「自己愛性」という名称からは「自分大好きな人たち」という印象ですが、実際は「ありのままの自分を愛せない」障害です。ありのままの自分が嫌いなため、過剰に「本当の自分はすごいんだ!」と思ってしまっているのです。

自己愛性パーソナリティ障害の人はここ10年で2倍に増え、16人に1人があてはまるという調査結果が出ているそうです。

Wikipedia

どちらも「弱い」

自己肯定感が低い人も高すぎる人も「弱い」のです。弱さを隠せないのが自己肯定感が低い人で、弱さを隠して強がっているのが自己肯定感が高すぎる人なのです。


以下は自己肯定感が高すぎる人の特徴です。
特に1と2が自己肯定感が高くなりすぎてしまう原因であると考えています。

1.プライドが高い

自己肯定感が下がれば自信も下がります。
自己肯定感と自信が下がると、人はそれをプライドでなんとかしようとします。プライドを高くして自己肯定感の低さや自信の低さを隠そうとするのです。
高くなり過ぎたプライドは恋愛や結婚の場面でマイナスに作用します。

プライドと自信の違い

プライドと自信は似ているように感じますが、実際はどうでしょう?
プライドと自信の違いを調べてみました。

プライドとは

プライドとは、自分の能力に対する過信、おごり、高ぶりを意味し、ほかの人の利益を犠牲にする極めて重大な罪であると考えられている。「Pride goes before a fall(プライドはつまずきに先立つ)」ということわざもあるが、まさにプライドとは「おごれる者は久しからず」の「おごり」にあたる

一方で、「誇り」に当たるプライドは、ポジティブな効果をもたらすことが実証されている。サウスウェールズ大学の研究では、プライドが忍耐力ややり抜く力につながり、勤勉さと献身に結び付くと結論づけられた。

つまり、プライドには「良いプライド」と「悪いプライド」の2種類が存在するということになる。実際、英語では、良いプライドはAuthentic pride (正真正銘のプライド)、悪いプライドはHubristic pride(高慢なプライド)といったように区別される。

プライドがムダに高い「中高年男性」の末路

自信とは

自信とは何かをやり遂げられるという結果、自分を信じるという、能力や結果に頼った自分の価値です。
自己肯定感は、何もしない状況でもありのままの自分を受け入れて認めることです。

自信とは自己肯定感という土台の上に作られるものです。

自己肯定感と自尊心、自信、自己愛、ナルシストの違い

健全な自己肯定感という土台の上に作られた「自信」は良いプライドとなりますが、不健全な自己肯定感(自己肯定感が低い)という土台の上に作られた「自信」は悪いプライドに繋がります。

なぜなら、自己肯定感の低さと自信の低さは比例しているためです。

自己肯定感が下がれば自信も下がります。
自己肯定感と自信が下がると、人はそれをプライドでなんとかしようとします。プライドを高くして自己肯定感の低さや自信の低さを隠そうとするのです。

その結果、プライドだけがどんどん高くなってしまうのです。
これがまさに、悪いプライドです。

実はこの状態が自己肯定感の低さをこじらせた「自己肯定感が高すぎる人」なのです。

2.素直じゃない

自己肯定感が高すぎる人は、目の前の現実や物事、感情を素直に受け入れることができません

嬉しくない

感謝の気持ちを素直に受け止められず、「嬉しい」という気持ちになりません。むしろ、『何か裏があるのでは…』と勘ぐってしまいます。

怒りを感じる

人から注意や忠告されると、自分が非難されたり、否定されたと思い、怒りを感じ敵視してしまいます。

恐れから言い訳する

ミスや失敗を素直に受け止めることができず、恐れから自分を正当化しようと、言い訳をしたり、誰かに責任転嫁をしてしまいます。

褒めてくれる人や機会を遠ざける

他人から褒められても素直に「ありがとう」と言えないため、褒めてくれる人や機会を遠ざけます。でも『なぜ自分は褒められないのだろう…』と不満に感じています。

素直じゃない理由

なぜなら…

  • 傷つかないための防御の気持ちが強い。
  • 自分をさらけ出すのに抵抗がある
  • 素直になると自分が相手よりも下の立場になったような気がする。
  • 素直に受け入れることは自分の弱みをさらすようなことだと感じる。
  • 見栄を貼りたい心理が働き、他人に自分の気持ちを見せることができない。
  • 本音を話すと嫌われないか心配
  • 相手を自分よりも下だと見下しているので、自分をさらけ出すようなことはしたくない。
  • 素直になったことで嫌な経験をして、素直になることがトラウマになっている。

自己肯定感が高い人は…

自己肯定感が高い人は、目の前の現実や物事、感情を素直に受け入れることができます。また、自分の感情を素直に表現することができます。全てにおいて素直なのです。
ですが、人の意見に振り回されたり、相手の言ったことをそのまま真に受けてしまうことはありません。

自己肯定感が低い人は…

自己肯定感が低い人は、素直すぎる傾向があります。素直というと良いことのように思えますが、何事も行きすぎはよくありません。

素直すぎるため、人の意見に振り回されやすいのです。相手の言ったことをそのまま真に受けてしまうのです。
自分とは違う考え、自分を否定する言葉でさえも素直に受け取り、『やっぱり私がダメなんだ』『私がおかしいんだ』と自分を責めてしまうのです。

自己肯定感が高すぎる人の特徴
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