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攻撃性の強い人のターゲットから卒業する方法

自己肯定感の低い人は、自己愛性パーソナリティ障害を含む攻撃性の強い人から『大事にしなくていいんだな』と思われ、DVやモラハラのターゲットになってしまう傾向があります。その理由とターゲットから卒業する方法です。

自己肯定感と自己愛

自己愛性パーソナリティ障害を含む攻撃性の強い人のターゲットから卒業する方法

自己愛とは「自分を愛すること」

自己愛を「自分を愛すること」と考えれば、これは人間にとって必要なものです。自分だと認めることができること、自分が自分の味方になれること、これは私たちが生きていく上で欠かせないものだと思います。

おさらいになりますが、自己肯定感とは、自分の存在自体を自身で愛おしいと思え、自分自身を本当の意味できちんと大切にできる感覚のことです。それは何ができるか?何を持っているか?人と比べて何かが優れているか?といった、自分の能力や才能や何かの成果に左右されることはありません

ここまでの説明だと、自己肯定感と自己愛は同じと考えても良さそうですね。

自己愛が強い=不健全な状態

自己愛が悪いものではなく、「自己愛が強いこと」が問題なのです。自己愛が強い=自己肯定感が高すぎる=不健全な状態です。自己愛が強い人の特徴は自己肯定感が高すぎる人の特徴と良く似ています。

自己愛が強いと、自分と他人を比較して、良い部分や肯定的な部分を前面に押し出し、悪い部分や否定的な部分を隠します。そのため、虚勢をはったり、嘘や言い訳が多くなります。

自己愛が強いと自己中心的になり、人付き合いを損得で決めたり、他人に自分の意見を押し付けたり、相手の意見を受け入れないようになります。

自己愛が強いと、常に自分が正しい、自分が上の立場でいたいという思いが強くなるのです。そのため、他人を信じたり、他人のために行動したり、他人の愛を受け取ったり、他人を許したりすることができないのです。

自己愛性パーソナリティ障害

自己愛が強くなりすぎた状態が、自己愛性パーソナリティ障害と呼ばれるものです。

自己愛性パーソナリティ障害の人は、「自分は特別で重要な存在である」という感覚を強く持っています。常に自分の能力を過大評価し、自分は褒められて当然である、自分を理解できるのは特別な人だけだと思っています。

一方で、他人の努力や貢献は過小評価し、相手の気持ちに共感できないため、人間関係の問題を抱えやすい傾向にあります。

自己愛性パーソナリティ障害の症状

・人より優れていると信じている
・権力、成功、自己の魅力について空想を巡らす
・業績や才能を誇張する
・絶え間ない賛美と称賛を期待する
・自分は特別であると信じており、その信念に従って行動する
・人の感情や感覚を認識しそこなう
・人が自分のアイデアや計画に従うことを期待する
・人を利用する
・劣っていると感じた人々に高慢な態度をとる
・嫉妬されていると思い込む
・他人を嫉妬する
・多くの人間関係においてトラブルが見られる
・非現実的な目標を定める
・容易に傷つき、拒否されたと感じる
・脆く崩れやすい自尊心を抱えている
・感傷的にならず、冷淡な人物であるように見える

Wikipedia

「自己愛性」という名称からは「自分大好きな人たち」という印象ですが、実際は「ありのままの自分を愛せない」障害です。ありのままの自分が嫌いなため、過剰に「本当の自分はすごいんだ!」と思ってしまっているのです。

自己愛性パーソナリティ障害の人はここ10年で2倍に増え、16人に1人があてはまるという調査結果が出ているそうです。

Wikipedia

自己肯定感が高いと自己愛が強いは正反対

健全に自己肯定感が高い人は、自分に対して持っている「自分は大切な存在」「自分はかけがえのない存在」という、言いかえれば「尊重」という感覚を、他人に対しても同じように持つことができます。ですから、自己主張が強い、自分勝手、傍若無人、自己愛は強いけど他人への愛がない、高慢などといった言動にはならないのです。

他人のために行動することが喜びとなり、愛を与え、受け取ることができ、感謝とともに常に幸せな気持ちを感じていられるのです。

つまり、自己肯定感が高い人と自己愛が強い人というのは、正反対の関係と言えるのです。

自己肯定感が低い人はターゲット

自己愛性パーソナリティ障害の人は支配欲が強く、自分の言うことをなんでも聞きそうな相手(ターゲット)を常に求めています。
自己肯定感の低い人は、このターゲットになりやすいのです。

「自分は宝物」という意識

健全な自己肯定感の人は自分を大切にします。それは「自分はかけがえのない宝物である」という意識でありメッセージなのです。

そのため、健全な自己肯定感の人は他人からも「宝物」として大切に扱われます。愛され、尊重されます

「自分はガラクタ」という意識

不健全な自己肯定感の人(自己肯定感が低い、自己肯定感が高すぎる)は自分を大切にしません。それは「自分はガラクタである」という意識でありメッセージなのです。

そのため、不健全な自己肯定感の人は他人からも「ガラクタ」として扱われます。大切にされる、愛される、尊重されるということとは無縁になるのです。

だからターゲットになる

自分をガラクタのように扱ってしまう自己肯定感の低い人は、自己愛性パーソナリティ障害を含む攻撃性の強い人から『大事にしなくていいんだな』と思われターゲットになってしまうのです。

ターゲットを探している側からすると、ターゲットになり得る人というのは一目で、もしくは少し話をするだけでわかってしまうそうです。自分を大事にしていない、言動や態度に表れるものなのです。

彼や夫と別れても、会社が変わっても、自分が変わらない限りは、いつまでも「ターゲット」になってしまうのです。
こんな状況を変えるためには、あなた自身が変わる必要があります。

ターゲットからの卒業

とはいえ、「自分を好きになりましょう!」と言われても簡単にはできませんよね?

むしろ
『自分を好きになれない私ってダメ…』
『自分を嫌いと思ってしまう私はダメ…』
という感じに、できない自分を責めたり、否定してしまうと思うのです。

まずはマイナスをやめる

自分のネガティブな感情や行動を否定するということは、『(そう思っている)自分はダメ』ということになります。
ようするに、自分に×を付けている状態なんです。

どんなに自分を好きになるための努力(プラスのこと)をしても、一方で自分に×を付けていたら(マイナスのこと)、プラスマイナスでマイナスになっちゃいます。

貯金をしてるそばから、お金を使ってるみたいなものです。
だから、まずはマイナスになることをやめていきます。
貯めなくていいので、減らさないようにするのです。

否定的な自分もOK

そのために、ネガティブな感情や行動に否定的な自分を認めてしまいましょう

自分を好きになれない私→『ダメ』
自分を嫌いと思ってしまう私→『ダメ』

自分を好きになれない私→『これも私』
自分を嫌いと思ってしまう私→『これも私』

ネガティブはダメだと自己否定している状態からネガティブな自分もOKにするのです。
これだけでも1歩前進です!

どんなに自己肯定感が高い人でも、自分を好きな人でもネガティブな感情や行動になることはあります。

マイナスでもなんでも、自分自身の感情や行動を肯定し受け入れることが、自分を好きになるための、自己肯定感を育てるための土壌になります。

自分を好きになるコツ

マイナスになることをやめる習慣をつけつつ、「自分を嫌い」を克服するための一歩を踏みだしていきましょう。

ここで質問です。

今、会ったばかりの何も知らない人のことを好きになれますか?
今、会ったばかりの何も知らない人の言うことを信じることができますか?
今、会ったばかりの何も知らない人のことを肯定できますか?

好きになることも、信じることも肯定もできませんよね?

自分も同じです。
自分のことがわからなければ、好きになれないし、信じられないし肯定できないのです。

自分を知らない。だから…

あなたが自分を好きになれないのは、自分を知らないからです。
あなたが自分を信じれらないのは、 自分を知らないからです。
あなたが自分を肯定できないのは、 自分を知らないからです。

もう少し言うと、
あなたが他人と比較してしまうのだって、自分を知らないからです。

好きじゃないのも、信じられないのも、肯定できないのも、他人と比較してしまうのも…ぜ~んぶ、自分を知らないからであって、自分の何かが嫌いとか自分の何かが劣っていると明確にわかっている訳ではないのです。

知ることは愛すること。

誰かを好きになったら、その人のことをもっともっと知りたくなりますよね?
知るたびに新しい発見があって、どんどん好きな気持ちが大きくなって…愛になる。
これって他人に対してだけじゃないのです。自分に対しても同じように思えるのです。

知ることは愛すること。

好きになろう!愛そう!と思っても、好きになれないし愛せない。
好きになりたいなら、愛したいなら、知りましょう。
知ることが最初の一歩なのです。

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