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自己肯定感が高くなりすぎる原因

<自己肯定感が高すぎる人 参考記事>

自己肯定感が高くなりすぎる原因

1.    間違った褒め方

子供の自主性や自信を伸ばすために積極的に褒めたり、肯定的な言葉がけをするのは良いことです。しかし、褒めることに偏りすぎたり、間違った褒め方によって、自己肯定感は高くなりすぎてしまいます

例えば、ミスや失敗をしても、それをきちんと指摘できず、褒めて伸ばすことにこだわることで、ミスや失敗が放置され、ミスや失敗から何も学ぶことができなくなるため、同じミスや失敗を繰り返します。

過剰に自分の期待をかけて褒めることで、子供自身が間違った万能感を持ってしまい現実を正しく認識できなくなります。

褒めると叱るは同じ行為

アドラー心理学では、褒めると叱るは同じ行為だとし、「ほめる」のではなく「勇気づける」ことを提唱しています。

「ほめる」ことは、優れている点を評価し、賞賛することであるのに対して、「勇気づける」は、本人が直面する課題を克服する活力を与えることである

「ほめる」ことは、上の立場の人間が下位者に対して「えらい」「よくやった」と評価する態度であるのに対して、「勇気づける」ことは、役割や地位の上下があることは認めつつも、評価・賞賛を与えることでなく、ともに喜ぶ姿勢を示すことである

親が「ほめる」ことをやっていると、子どもは、ほめられることを求めて行動するようになる。逆に言うと、ほめられなくなると、その行動をしなくなりがちになる。

PHPマネジメント衆知 » マネジメントスキル » リーダーは「ほめる」ことと「勇気づける」ことの違いを認識せよ より

「ほめる」という行為は基本的には上から下への評価で、「勇気づける」は横=対等の評価なのです。

2.    良くも悪くも世間知らず

自己肯定感が高くなりすぎる人は、視野が狭く、世間知らずな傾向があります。

世間知らずのため、自分の行動で他人に迷惑をかけていたり、悪いことをしているという実感がなく、そのことを指摘されても『なんで自分が悪いの?』と、自分の行動を反省することができず、指摘してくれた人に対して敵対心を持ってしまいます

世間知らずなため、『敵か味方しかいない』というような、二元論でしか物事を見ることができません

3.    自分に肯定的な人とだけ付き合う

自己肯定感が高くなりすぎる人は、極端に自分のことを肯定的に見てくれる人とばかり付き合い、『自分は間違っていない』という思い込みから、自分に対して少しでも否定的な意見を言ったり、痛いところをついてくる人を意図的に避けてしまうようになります。

それは薄情な人間関係

いつも自分に肯定的で、褒めてくれるというのは、理想的な人間関係のように思えます。しかし、自分がどんなに悪いことや過ちを起こしても『あなたは悪くないよ~』とその場限りの慰めばかりで、厳しい言葉も改善のためのアドバイスも指摘ももらえないのであれば、それは理想的な人間関係ではなく薄情な人間関係と言えます。

まるで裸の王様

そうなると、馴れ合いや甘えを生んでしまい、新しい考えを取り入れること、間違いに気づくこと、成長の機会を逃すことに繋がります

まるで裸の王様のようです。

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