<自己肯定感が高すぎる人の特徴 一覧>
1.プライドが高い 2.素直じゃない 3.自分を正しく認識できない 4.自分に肯定的な人とだけ付き合う 5.正しいという気持ちに支配されている 6.他人を見下し相対的に自分を高める 7.特別扱いされるべきだと感じている 8.無責任 |

3.自分を正しく認識できない
自己認識力の大切さ
自分を正しく認識する=自己認識力があれば、健全な自己肯定感を持つことができます。
しかし、自己肯定感が高くなりすぎるような人は、自分を正しく認識できないため、自分のことを過剰に評価してしまうのです。これは心理学では広く認知され「ダニング=クルーガー効果」と良く似ています。
ダニング=クルーガー効果とは
ダニング=クルーガー効果とは
能力が低い人間は、
Wikipedia
自身の能力が不足していることを認識できない
自身の能力の不十分さの程度を認識できない
他者の能力を正確に推定できない
というものです。
自己肯定感が低い人が、自分の自己肯定感の低さを正しく認識していれば「自己肯定感の低い人」なのですが、 自分を正しく認識できないため過剰に評価してしまうことで、「自己肯定感が高すぎる人」になってしまうのではないかという一つの推測です。
ダニング=クルーガー効果はなぜ起こる?
ダニング=クルーガー効果についての3つの仮説があります。
フィードバックを受けない。受けても仲間内での肯定的なフィードバックばかり。
原因を把握していない。把握しても外部のせいにしてしまう。
他人の能力を正しく評価できない。人は他人の能力を物差しにして、相対的に自分の能力を判断するため、他人の能力を正しく評価できない=物差しが間違っていると自分の能力も正しく評価できません。
LearnTern
フィードバックを受けないは→1.自分に肯定的な人とだけ付き合う
原因を把握していないは→2.自分は正しいという気持ちに支配され取り繕う
他人の能力を正しく評価できないは→3.他人を見下し相対的に自分を高めると
という風に考えることができます。
複雑で根本的な原因は決めにくい
自分を正しく認識できないから自己肯定感が高すぎるのか
自己肯定感が高すぎるから自分を正しく認識できないのか
ダニング=クルーガー効果によって自己肯定感が高すぎるのか
自己肯定感が高すぎるからダニング=クルーガー効果が起きているのか
どれが根本的な原因とは決めにくいですが、どれも複雑に絡み合っているということはわかります。
4.自分に肯定的な人とだけ付き合う
極端に肯定的に見てくれる人とばかり付き合う
自己肯定感が高すぎる人は、極端に自分のことを肯定的に見てくれる人とばかり付き合い、『自分は間違っていない』という思い込みから、自分に対して少しでも否定的な意見を言ったり、痛いところをついてくる人を意図的に避けてしまうようになります。
成長の機会を逃す
そうなると、馴れ合いや甘えを生んでしまい、新しい考えを取り入れること、間違いに気づくこと、成長の機会を逃すことに繋がります。
自己肯定感が高い人は…
自己肯定感が高い人の周りには、自分のことを褒めてくれたり、賞賛の言葉をくれたり、尊敬してくれたりと、自分のことを肯定的に見てくれる人が多くいます。
5.正しいという気持ちに支配されている
自分は悪くないと居直る
自己肯定感が高すぎる人は、反省すべき状況で開き直ってしまったり、自分の非を認めなかったり、誰かに責任を押し付けたり、自分は悪くないと居直るといった行動にでることもあります。
正しい自分でいるために取り繕う
常に自分は正しいという気持ちに支配され、正しい自分でいるために取り繕うようになるため、謝りたくても謝れないということになります。
自分に落ち度があったのであれば素直に認めることは大事です。それができなくなると、周囲からの信用を失います。
自己肯定感が高い人は…
自己肯定感が高い人は、ミスや失敗を引きずりません。ミスや失敗をなぜそうなったのか、何がいけなかったのかを冷静に受け止め、分析し、同じ失敗を繰り返さないようにするので、ミスや失敗をするたびに成長をすることができます。
6.他人を見下し相対的に自分を高める
肯定するために他人を見下す
自己肯定感が高すぎる人は、自分を肯定するために自分を肯定するのではなく、他人を見下し相対的に自分は上であると自覚します。
例えば収入、学歴、見た目、最近ではSNSのフォロワー数など、比較するものはなんでもよくて、一つでも自分が優れているものを見つけて相手を見下します。
このような人の自己肯定は決して高いとは言えません。むしろ、自己肯定感が低いからこそ他人を見下し相対的に自分は上であると自覚しているのです。
自己肯定感が高い人は…
自己肯定感が高い人は、自分の短所・長所も含めて良く知り、それを受け入れているので、自分を正しく肯定できます。
7.特別扱いされるべきだと感じている
特別扱いされるべきという考え
自己肯定感が高すぎる人は、いつもで自分は肯定され、認められ、周囲から愛されて、特別扱いされるべきという考えを持ちます。そして、それを周囲に強要するのです。
自分は特別扱いされてしかるべきという考えを強く持っているため、それが叶わないことに怒りを感じ周囲と衝突を起こしてしまうこともあります。
自己肯定感が高い人は…
自己肯定感が高い人は、「自分は大切な存在である」という自分を尊重する心があり、自分も他人に対しても同様に「大切な存在である」と尊重することができます。そのため、相手からも尊重され、お互いに尊重し合える関係が生まれます。
8.無責任
自己肯定感が高くなりすぎた人は無責任です。
人のせいにする
自分がミスや失敗をしても、人のせいにして責任逃れをします。関係のない人を巻き込んで自分は悪くないことを主張します。
反省しない
絶対に反省しません。反省をしないため、同じミスや失敗を繰り返しますが、繰り返しても、人のせいにしてまた反省しないことを繰り返します。
言い訳ばかり
自分がミスや失敗しても反省もせず平気で他人のせいにし、とにかく言い訳ばかり言います。内容は全て「自分のせいではない」という話に集約されます。
迷惑を気にしない
他人の迷惑を気にするような人は、そもそも無責任なことなどできません。無責任な人は人のせいにしようと、周囲に迷惑をかけようと一切気にしません。
自己肯定感が高い人は…
自己肯定感が高い人は、健全な責任感を持っているので、些細なことに無駄な責任を負うことはありません。できないことはできないと認め、人にお願いすることができるので、自らを否定することなく、大事なことに注力できるので、自己肯定感がさらに高まっていきます。
自己肯定感が低い人は…
自己肯定感が低い人は、過剰な責任感を持つ傾向があります。責任感があるのは良いことですが、責任感が強すぎると、自責の念も強くなり、ますます自己肯定感が低くなり、うまくいかなかったときに『自分のせいだ』と考えてしまい、さらに責任感が強くなってしまうという負のスパイラルにおちいります。
「自己肯定感タイプ診断」では、あなたが以下のどのタイプに該当して、そのタイプが自己肯定感にどのような影響があるのかをホロスコープを使って診断いたします。

<自己肯定感が高すぎる人 参考記事>