自己肯定感の高い人だって、どんな人だって、わざわざ他人に嫌われたいとは思いません。
でも、自己肯定感が低い人=自分を嫌いな人ほど、他人に「嫌われたくない」という気持ちが異常なまでに強くなります。
残念ながら、誰にも嫌われたくないと思うほど、誰にも好かれないということになってしまうのです。その理由をご紹介します。
1.自分を偽っている

嫌われたくないと思っている人は、誰にでも好かれるような、万人受けするキャラクターを作り上げていきます。 これは、一見、良いことのように思えますが、実際のところ「噓つき」なのです。誰にも嫌われないようにするために、自分を偽り、自分を良い人に見せているだけなのです。
噓をついて自分を偽り、自分を良い人に見せている人を誰が好きになると思いますか?結局、嫌われないようにすることで、好かれない人になってしまうのです。
2.本音で話さない
本音というのは自分の気持ちに嘘をつかず、素直な気持ちなどを言葉にすることです。本音は時として、周りの人と意見の食い違いを生むことがあります。
嫌われたくないと思っている人は、本音を話すことができません。なぜなら、本音を言って、相手と意見が違っていたら「嫌われてしまうのではないか?」「不快にさせてしまうのではないか?」と思ってしまうためです。だから、いつも自分の意見を言わずに相手に合わせてしまいます。
でも、相手からすると「何を考えているかわからない」と感じるため、信頼関係を築きにくくなります。
3.自分を押し殺す

嫌われるのが怖い人は、相手の価値観に合わせようとします。自己主張をしない、相手の顔色を伺ったり媚びたり…自分を押し殺して相手に合わせていきます。
これって嫌われたくないから、常に周囲に気を配り優しく接している「自己犠牲」と同じです。
合わせれば合わせるほど、相手の言いなりになっていく人になっていき、その結果、相手から好かれるどころか低く評価されてしまうのです。
4.見返りを求める
前述したように、嫌われるのが怖い人は、自分を犠牲にしてでも、常に周囲に気を配り優しく接します。でも言葉や態度で感謝を実感できないと、自分の行動に自信を持つことができません。そのため、常に相手に対して見返りを求め、思うような反応がないと不安になったり怒りを感じたりします。相手の反応に一喜一憂します。
例えば、友達にプレゼントをしたときも、相手から「ありがとう」という言葉がないと、『気に入らなかったのかな…』と不安になったり、『せっかくプレゼントしたのに喜ばないなんて』と怒りを感じます。
自分の満足や評価が常に他人に依存しているのです。
満たされていないと見返りを求める
自分が満たされている人は、自然に人のために行動できて、都度、見返りを求めません。でも、満たされていない人は、無意識に見返りを求めてしまうのです。期待してしまうのです。なぜなら、不足しているから。
例えば…久しぶりに会った友達から「やりたい仕事ができる会社に転職したんだ!」と聞きました。
あなたがお金に余裕があれば、「今日はおごるよ~お祝いさせて♪」と自然と気持ちよく行動することができます。
でも、あなたがお金に余裕がない状態だと、「(今月きついけど…)今日はおごるよ~お祝いさせて♪」と言葉にしつつ、『ここでおごってあげれば、自分に仕事を回してくれるはずだ!』と見返りを期待してしまうものなのです。
人は満たされていない状態のときは、無意識に見返りを求める行動になってしまいます。そして、その無意識は相手に伝わってしまうため、人が離れていってしまうのです。
5.尽くしすぎる

これは恋愛の場面で多くみられますが、彼に嫌われたくないために自分のことを後回しにしてでも、相手のことを優先します。「会いたい」「今すぐ来て」と言われたら夜中でも行ってしまう、彼の希望を何でも叶えようとがんばるなど、自分の気持ちより彼の気持ちを優先してしまいます。
この状態は好きになればなるほど、エスカレートしていきます。
尽くしすぎると、彼の中で「恋愛対象の女性」ではなく「母親のような存在」と飽きられやすくなる可能性もあります。行き過ぎた尽くす行為は、自分自身を犠牲にしていることに気が付く必要があります。
6.人と深く関われない
みんなから嫌われたくないため、人との深い関わりを避けるようになります。なぜなら、深い関わりには本音で話すことや自分をさらけ出すことが必要になりますが、それができないためです。
誰とでも当たり障りのない交流をするため、嫌われることはなくても、濃い人間関係を築くことができません。
7.「らしさ」がない

嫌われたくないと思っている人は、誰にでも好かれるような、万人受けするキャラクターを作り上げていきます。そのため、「その人らしさ」というのがなくなってしまいます。
世の中にはいろんな人がいます。まさに十人十色なのです。誰にも嫌われたくないと思うと、十色持たなくてはなりません。
頑張って十色になったとしても、それはいい結果をもたらしません。
なぜなら、十色になることで、自分の色が明確ではなくなるからです。
『自分がない人だよね』ってことになります。
いろんな人に合わせて自分の色がない人って魅力的ですか?
なのでみんなから好かれたいと思って自分らしさを殺してしまうのではなく、自分らしく過ごしていく中で自分のことを好きでいてくれる人のことを大切にしましょう。
関係ない人に好かれなくても、何とも思わずに済むはずですよ♪
嫌われたくないと思って周りに気を使ってばかりいては、いつまでも信頼関係は生まれずに上辺な関係が続いてしまいます。
嫌われないようにすることばかりを考えるのではなく、自分らしさを持つことを意識してくださいね♪
「自己肯定感タイプ診断」では、あなたが以下のどのタイプに該当して、そのタイプが自己肯定感にどのような影響があるのかをホロスコープを使って診断いたします。
