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自己肯定感が低い人に多い完璧主義 メリットとデメリット-中編

自己肯定感が低い人は完璧主義になる傾向があります。完璧主義がプラスに働く場面がある一方、マイナスに働く場面があるのも事実。完璧主義であることのメリットとデメリットを知ることで、上手くコントロールできるようになります。

完璧主義のメリット・デメリット

完璧主義のメリット

質の高い成果を出せる

他の人が気に留めないことや、見落としがちな細かいところにまでこだわり、手を抜かずに丁寧に進められるため、質の高い成果を出すことができます。

理想が高く向上心もあるため、「どうしたらより良くなるか」「質を高めることができるか」ということも考えて仕事をします。その結果、期待以上の成果を出すことができるのです。

信頼を得られやすい

責任感が強く、最後まで妥協しないため、安心して物事を任せられ信頼を得られやすいでしょう。頼られ、責任者やリーダーに抜擢される機会も多くなります。

ミスなく仕事をこなせる

完璧を求めて、失敗がないよう細心の注意を払いながら丁寧に作業を進めることができます。そのため、やり直しなどのロスがなく、生産性や効率性が上がるというメリットがあります。高い集中力と注意力が必要とされる仕事で活躍できる人もいるでしょう。

完璧主義のデメリット

慎重になりがち

「完璧に仕上げられる」と自分が納得できない限り行動に移せず、時として物事を先延ばしにしやすくなります。始動が遅くなります。

人に頼れない

自分の役割なのだから、自分で責任を持ってやらなければならない、人に任せるより自分がやったほうがよいと考える傾向があるため人に頼ることができません。

他人にも完璧を求める

完璧を求め自分に厳しい人は、他人にも厳しくなりがちです。常に他人のミスや欠点に目についてストレスを溜めてしまいます。完璧であることはめったにないため、他人にも満足せず、不足感や不満といつも隣り合わせの状態です。

満足感を得にくい

できたところよりできなかったところを見る癖があります。『もっとこうすればよかった。』『なんで上手くできなかったんだろう。』と、わざわざ自分のミスを探してしまうので、いつも自分に満足できないのです。
求めているものが100点満点なので、いつも達成することができず、これが『どうせ私なんて…』と自信のなさを増長させます。

大局を見失う

常にミスがないか些細なことばかりに注意を向けてしまい、全体を見ることを忘れることがあります。あまり、枝葉の部分にばかり目が行くと、大事なもの、大事な事を見失ってしまいますが、かと言って、細かい部分が大事ではないというのではありません。大事なのはバランスです。

妥協できない

完璧を求めすぎるあまりに、適当なところで手を抜けないため妥協ができません。仕事で企画書を作る際に、体裁にこだわりすぎていつまでも完成させられない、文章にこだわりすぎてメールを出すのでさえ時間がかかるため、仕事が遅い人という評価になることもあります。

優先順位がつけられない

すべての物事を完璧に仕上げたいという思いから、あらゆることが気になってしまい、優先順位をつけることができません。それほど重点を置かなくていいことにまで力を入れ、余計な時間をかけてしまいます。

途中で投げ出してしまう

完璧でないことは嫌なので自分の理想に近づけようと努力をするのですが、もう完璧にできないことがわかると、やる気を失ってしまい仕事を途中で投げ出してしまうことがあります。

人間関係のトラブルを起こしやすい

こだわりが強く、真面目なため、他人のミスを許せない傾向があります。そのため、他人に寛容になれず、きつく言い過ぎてしまったりして、人間関係のトラブルを起こしやすくなります。

臨機応変な対応は苦手

完璧を求めすぎるために型にはまった考え方をし、その考えに強いこだわりを持っているため、それを乱されることを嫌います。柔軟性が乏しく、臨機応変な対応は苦手です。


自己肯定感が低い人に多い完璧主義 メリットとデメリット-後編では完璧主義のデメリットを克服する方法がわかります。

自己肯定感が低い人に多い完璧主義 メリットとデメリット
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