自己肯定感の意味
自己肯定感は心の土台

自己肯定感とは、自分の存在を愛おしいと思え、自分自身を本当の意味できちんと大切にできる感覚のことです。ありのままの自分を認める感覚であり、「自分は大切な存在」「自分はかけがえのない存在」だと思える心の状態です。
それは何ができるか?何を持っているか?人と比べて何かが優れているか?といった、自分の能力や才能や何かの成果に左右されることはなく、自分の存在自体、自分の長所短所・得意不得意全てを含め自分そのものを絶対的に肯定できるものです。
自己肯定感は人間関係、恋愛、自信の度合い、仕事での成功、幸福感、心の平和など人生のさまざまな側面に大きな影響をおよぼします。
自己肯定感は心の土台、健やかに生きるために欠かせないものです。
健全な自己肯定感・不健全な自己肯定感
一般的に自己肯定感を説明する際に「自己肯定感が高い」「自己肯定感が低い」という表現していますが、自己肯定感の高さや低さは数値化できるものではなく、まして高低に関しても個人差があるため、「健全な自己肯定感」「不健全な自己肯定感」という言い方をした方が、本来はしっくりくるのではないかと思っています。
それは、痩せ過ぎや太り過ぎ、拒食症や過食症が健康ではない=不健全であるという考えと同じです。自己肯定感が低すぎても高すぎても健康ではない=不健全なのです。
健全な自己肯定感は根も幹もしっかりした木
こんな風にイメージしてみてください。
健全な自己肯定感は根も幹もしっかりした木。
不健全な自己肯定感である低い自己肯定感は、根も幹もひょろひょろとして頼りなく、今にも折れたり抜けてしまいそうな木。
一方、高すぎる自己肯定感は、根はひょろひょろとしているのに、幹は不自然に大きくてバランスの悪い木。ちょっとした刺激で根こそぎ倒れてしまいそうな危うさがあります。
健全な自己肯定感を手に入れるヒケツ
当サイトでは自己肯定感を高める方法をいくつもご紹介していますが、大切なのは自分の性質に合わせて、土台作りから始めていくことが、健全な自己肯定感を手に入れるヒケツだと思います。
目指すべきは「健全な自己肯定感」です。
自己肯定感が高い人への誤解
勘違いされている自己肯定感が高い人

自己主張が強い、自分勝手、傍若無人、自己愛は強いけど他人への愛がない、高慢、自分を正当化する人などを自己肯定感が高い人と勘違いしている人が多いのですが、これらの言動は自己肯定感が高すぎる人の特徴です。
健全に自己肯定感が高い人は「尊重」できる
健全に自己肯定感が高い人は、自分に対して持っている「自分は大切な存在」「自分はかけがえのない存在」という、言いかえれば「尊重」という感覚を、他人に対しても同じように持つことができます。
ですから、自己主張が強い、自分勝手、傍若無人、自己愛は強いけど他人への愛がない、高慢などといった言動にはならないのです。
自分のことが好きなので、今の自分を肯定しつつも、うぬぼれたり、妥協したり、成長することを放棄したり、開き直ることなく努力を怠りません。
人に優しく出来ない自分や、他者を批判する愚かな自分は肯定できもないので、そんなことはしないのです。
嫌なことやダメなことをしても自分を肯定しているのではなく、そもそも自分が好きで大切な存在であるからこそ、嫌なことやダメなこと、自分を素敵と思えないことはしないという選択になるのです。
自己肯定感が高ければ幸せ?
自己肯定感が高い≠幸せ
「自己肯定感が高ければそれだけで幸せなのか?」というと、必ずしもそうではないと思います。その大きな理由は幸せの価値観は人それぞれだからです。
お金、車、家といった物質的なものに幸せを感じる人からすれば、自己肯定感が高いことと幸せは繋がらないでしょう。
悩みが人間関係、恋愛etcであれば…
自己肯定感は人間関係、恋愛、自信の度合い、仕事での成功、幸福感、心の平和など人生のさまざまな側面に大きな影響をおよぼします。
そのため、悩みや問題が人間関係、恋愛、仕事などであれば、自己肯定感を高めることで問題は解消される可能性があり、幸せへ繋がると考えることができます。
現代人のもつ悩みや問題のほとんどが人間関係、恋愛、仕事のいずれかに該当すると考えると、自己肯定感を高めることが問題解決の早道であり、幸せになる方法と言えると思います。
「高い自己肯定感で悩みの8割は解決できる」といえます。
お金が幸せを生むのではない
脱線しますが、多くの人があればあるだけ幸せになると思っている「お金」について。
お金が幸せを生むのではないのです。お金は価値のあるものに交換できる「道具」なのです。
お金があるから良い大学に行ける、お金があるから旅行に行ける、お金があるから快適な環境で生活できるなど、お金によって価値のあるものが手に入り、それによって私たちは幸せと感じているのです。
自己肯定感は必要?
「自己肯定感は大切」「自己肯定感を高めよう」とは言うものの、自己肯定感は本当に必要なものなのでしょうか?
今まで「自己肯定感」という言葉すら聞いたことがなかった人も多いでしょう。家庭教育でも学校教育の中でも教わっていない人がほとんどだと思います。そう考えると、そんなに必要なものではない気もします。
自己肯定感は生きる力
自己肯定感は絶対に必要です。なぜなら、自己肯定感は生きる力と繋がっているからです。
自己肯定感が低いと、自分が嫌い、自分に自信がない、失敗を恐れて挑戦しない、言いたいことが言えない、他人に振り回され、いつも不安や心配を抱え、がんばりすぎて、恋愛も仕事も上手くいかない…自分を否定したくなりますよね。
(参照:自己肯定感が低い人 30の特徴)

こんな状態が続けば『私は誰からも必要とされていない』『生きている意味がない』と感じ、絶望的な考えしか浮かばなくなります。心を病んでしまうことも少なくありません。
自己肯定感と生きる力は比例していて、自己肯定感が下がれば、生きる力も下がっていくのです。
自己肯定感が高い状態は、生きる力も高いということ。
これが自己肯定感は心の土台、健やかに生きるために欠かせないものであるという理由です。
自己肯定感はいつからでも高めることができる
自己肯定感はいつからでも高めることができます。しかし、自己肯定感が低い期間が長ければ長いほど、それと比例するように高めるための時間も必要になります。
自己肯定感の低さに気付いたら、すぐに低くする習慣や行動をやめ、高めるための行動をとることが大事です。
自己肯定感は日々の変動するもの
自己肯定感が高い人は、いつも高い状態かというとそんなことはありません。人間ですから低い日があって当然、揺れることも普通なのです。
大切なのは揺れ動く自己肯定感に気付けることです。自分の状況に気付けることは健全な自己肯定感の成せる技でもあります。
健全な自己肯定感は根っこも幹もしっかりした木。風で揺れることはあっても簡単には倒れないのです。健全な自己肯定感があれば、日々の変動は気にすることはないのです。
「自己肯定感タイプ診断」では、あなたが以下のどのタイプに該当して、そのタイプが自己肯定感にどのような影響があるのかをホロスコープを使って診断いたします。

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