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八方美人な自分にサヨナラして自分らしく生きる方法

八方美人とは

八方美人とは、どこから見ても欠点のないすばらしい美人の意味が転じて、誰からもよく見られたいと愛想よくふるまうこと。また、そのようにふるまう人のこと。どうして八方美人になってしまうのでしょうか?

八方美人の心理

八方美人な自分にサヨナラして自分らしくいきる方法

嫌われたくない

八方美人になってしまう理由で一番大きいのが「嫌われたくない」という心理です。誰からも嫌われたくないため、誰に対しても愛想よく接してしまいます。

孤独が怖い

孤独が怖いため、一人にならないように愛想を振りまきます。誰かと一緒じゃないと何もしたくないという思いを強く持っています。

争い事を避けたい

基本的に争い事が嫌いで平和主義嫌なため、自分が我慢してトラブルが避けられるならばそれで良いという考えを持っています。意見の食い違いも争い事に含まれます。

否定されたくない

自分自身を否定されたり自分の意見を否定されたりすることが怖いという心理があり、常に周囲の目や評価を気にしています。 そのため、周囲の意見に同調していれば否定されることもなく、その場を乗り切ることができると考えています。

他人に合わせる方が楽

社会の中で自分の意見を貫くというのは簡単ではありません。そのため、周囲に合わせていれば自分の考えや意見は必要なく楽だと考えています。自分の意見を持つことが面倒と感じている人も多いようです。

自己評価が低い

自己評価が低い人は傷つきやすいため、自分を守るために、周囲の顔色をうかがい、周囲の意見に迎合するようになってしまいます。 そのため、八方美人になりやすいのです。

八方美人と自己肯定感の関係

八方美人の心理はそのまま自己肯定感の低い人に当てはまります。各特長を詳しく見ていきましょう。

嫌われたくない

自己肯定感が低い人は「自分が嫌い」です。
自分で自分を認めることができず、自分には良いところがない、魅力がないと思っているので、『常に周囲に気を配り優しく接している』という行動の根底にあるのが「嫌われたくない」なのです。

自分を嫌いな人は、自分を好きな人に比べて他人から嫌われたくないという気持ちが強く、また、他人に好かれる自信もありません

そのため、常に「断ったら嫌われてしまうのではないか…?」「これを我慢すれば、好かれるのではないか?」といったように、それをしないことで周囲の人からいい加減だとか、ひどい人などと評価され、 嫌われないために相手や環境に合わせて自分を犠牲にしてしまうのです。

参考:自己肯定感が低い人 30の特徴 1 自分が嫌い自分を犠牲にしてしまう人の12の特徴~自己肯定感と自己犠牲の密接な関係

孤独が怖い

「自分は愛されない存在」という思考があると、無意識に愛されないキャラクターを演じ、周囲から孤立してしまうため強い孤独感を持つようになります。

「Cell(セル)」誌に掲載されたカリフォルニア工科大学の研究によると、孤独の時間長すぎると、私たちの行動に影響を与えることが分っています。ネズミで行わた実験では、孤独により脳の化学物質が蓄積され、それによりネズミはより恐怖感を覚え、攻撃的になったといいます。

研究者たちは、ネズミの集団を数週間孤立させました。しばらくすると、これらのネズミは凶暴になりました。さらに、他のネズミを怖がるようになり、いかなることにも神経質になったとしています。

何かを脅威に感じると、これらの孤立したネズミたちは固まって動かなくなりました。そしてその脅威が過ぎ去ったあとも、長い間その状態でとどまっていました。それに比べ、孤立していなかったネズミはそうでないネズミよりも早く恐怖からのストレスを克服することができたといいます。

https://kokoronotanken.jp/kadoni-kodokudeirukotono-eikyou/

参考: それ「自分いじめ」ですよ-後編

争い事を避けたい・否定されたくない=他人に合わせる方が楽

争い事を避けたい・否定されたくないという心理は、他人の目が気になる、他人と比較する、その結果、他人に合わせる方が楽という行動に繋がります。

自己肯定感が低い人は、自分に自信がないため常に他人からの評価を重視してしまいます。そのため、他人とのつながりに価値を見出そうとするため、他人の目を気にしてしまうのです。

思い通りに行動しても不安

自分の思い通りに行動していても、『周りからおかしいと思われていないか?』『周りに迷惑をかけていないか?』といつも不安になります。

意志を曲げて他人の人生を生きる

他人の目を気にして他人の意見に自分を合わせてしまうということは、自分の意志を曲げて、自分の人生ではなく他人の人生を生きているようなものです。ますます、自己肯定感が低くなり自信がなくなります。

他人に合わせているのに評価が落ちる

他人の目を気にして他人の意見に右往左往していると、周囲からは自分がない人と見えるため、信頼されません。一生懸命、他人の意見に合わせているのに、評価されるどころか評価が落ちてしまうのです。

欠乏感を満たすために比較する

自分で自分を認め、受け入れていないために、自分に自信がなく、常に欠乏感があり、それを満たすために他人と比較しますが、最終的には他人と比べて劣っているところばかり見て『やっぱり自分は何もない人間だ』『自分はダメな人間だ』と自分を卑下します。
自分にも優れているところがあるのに、そこにはまったく目を向けることができないのです。

参考:自己肯定感が低い人 30の特徴 11~15

自己評価が低い

自己肯定感が低い人はいつも不安や心配を抱え、精神的に不安定になりがちです、そのため、些細なことでもストレスを感じるようになり、悩む時間が多くなっていきます。

まず、自己肯定感が低いときの一つ目の症状として、「ささいなことでも傷つきやすくなる」ことが挙げられます。メールの返信がこなかったり、プレゼンで失敗したりしただけで、心のバリアが破られてぐさりと傷を負ってしまうのです。

しかし、自分に自信があるときには、少々いやなことがあってもそれほど傷つきません。多くの研究でもこのことが証明されています。

拒絶されたときの対処のしかたにも差があります。ふたたび拒絶されるのが怖くて、他人とのあいだに距離を置き、自分の世界にこもりがちになってしまうのです。

失敗や挫折にも弱くなり、ふたたび挑戦する勇気がなくなって、自信喪失や無気力にも陥ります。ストレスを引き起こす出来事があったときには、必要以上に深刻に受け止めがちです。自己肯定感の低い人はストレスホルモンであるコルチゾールの血中濃度が高いという結果も出ています。

そしてストレスが高まっている状態ではいつもよりミスや失敗をしやすくなるので、さらに自己評価が低くなるという悪循環に陥ってしまうのです。

「心の免疫力」が高い人が実践する地道な習慣

八方美人とサヨナラする方法

八方美人をやめる方法を検索すると
「嫌われてもいいと思うこと」というアドバイスがでてきます。
確かにそうなんだけど、それができるならしてますよね…。

このアドバイスって、なぜ八方美人になってしまうのかがわかってない人のアドバイスだなぁと思います。

自分が嫌いだから他人から嫌われたくないという気持ちが強く、また、他人に好かれる自信もないのだから、「嫌われてもいい」なんて思えないのです。

八方美人とサヨナラする方法も自己肯定感を高める方法も同じです。

自分を知り、自分を扱えるようになること。そして受け入れること。
これ以外の解決法はありません。

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