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自己肯定感と自分軸・他人軸

自己肯定感が低い人は他人軸でもあるのです。
自己肯定感が低いから他人軸になってしまうし
他人軸だから自己肯定感が低くなってしまうとも言えます。
自己肯定感を高めるためにも「自分軸」を意識してみましょう。

自分軸と他人軸

自分軸とは

「自分軸がある」というのは言いかえると「自分の信念がある」ということ。
信念とは「正しいと信じる自分の考え」、自分が正しいと思っている物の見方や考え方です。
自分の価値観があると言えるでしょう。

自分軸がある=自分の価値観があるのです。
自分の価値観があると、自分の価値観で物事を見たり、考えたりできるのです。

  • 自分の評価は自分で
  • 自分の意思で行動
  • 素直
  • 自分の性質を受け入れている
  • やりたいことがたくさんある

自己肯定感が高い人 18の特徴と重なります。

他人軸とは

自分軸の反対側にある言葉が「他人軸
他人軸の人は自分が正しいと信じる考え方=信念を持っていません。
自分が正しいと信じる考え方を持っていない=自分の価値観を持っていないのです。
自分の価値観を持っていない、他人の価値観で物事を見たり、考えたりするようになるのです。

  • 自分に自信がない
  • 優劣が気になる
  • 人の意見に流されやすい
  • 八方美人
  • 人間関係で悩みが多い
  • やりたいことがわからない
  • 協調性がある

こちらは自己肯定感が低い人 30の特徴と重なりますね。

自分軸と他人軸の違い

自分軸と他人軸の違いを理解するために、各シチュエーションでの違いを比べてみましょう。

勝負は…
自分軸の人は自分と勝負しますが、他人軸の人は他人と勝負します。

挑戦は…
自分軸の人は自分に対しての挑戦しますが、他人軸の他人に対する挑戦です。

自分磨きは…
自分軸の人は自分のために自分を磨きますが、他人軸の人は他人よりも輝くために自分を磨きます。

行動は…
自分軸の人は自分の意思や価値観で行動しますが、他人軸の人は世間の常識や他人にどう思われるかを考えて行動します。

おしゃれは…
自分軸の人は自分の好きなもの、着たいものを選びますが、他人軸の人は他人にどうみられるかを気にして選びます。

考え方は…
自分軸の人は「○○したい、したくない。」「〜したいから、△△する。」ですが、他人軸の人は「○○しなければならない。」「○○すべき。」「〜したら◯◯だから、△△する。」です。

簡単にまとめると…
自分軸は、自分の心に正直。
素直な感情を軸に生きている状態。

他人軸は、自分の心を抑えている。
誰かや何か、正解不正解を軸に生きている状態。

しっかりと大地に根を張った木

自分軸の人は「幹がしっかりした木」のようです。
大地にしっかりと根を張り、強い雨風にさらされても枝葉は折れたり落ちたりするけど、幹は揺れずにぶれない。
しっかりと根を張っているから土台も揺るぎません。
そう…とても安定しているのです。

一方、他人軸の人は「幹が細~い木」のようです。
大地にしっかりと根を張ることができず、強い雨風にさらされると幹ごとぐらぐら揺れてすぐに折れてしまいそう…。
根がしっかり張れていないので土台も揺らぎっぱなし。
とーっても不安定です。

これもどこかで読んでことがありますね。

健全な自己肯定感は根も幹もしっかりした木。

不健全な自己肯定感である低い自己肯定感は、根も幹もひょろひょろとして頼りなく、今にも折れたり抜けてしまいそうな木。

一方、高すぎる自己肯定感は、根はひょろひょろとしているのに、幹は不自然に大きくてバランスの悪い木。ちょっとした刺激で根こそぎ倒れてしまいそうな危うさがあります。

自己肯定感の基礎知識

自己肯定感が高い(健全)状態と低かったり高すぎたり(不健全)な状態と同じです。

自分軸で生きるということ

自分軸で生きるということは「他人にどう思われるか?」ではなく「自分がどうありたいか?」で生きることです。

何かを行動したり判断するとき、世間の常識や「他人がどう思うか?」を基準に考えるのではなく、「自分がどうしたいか?」「自分がどうありたいか?」軸にして行動したり判断するのです。

自分の心に従う生き方、すなわち自分の欲求に素直な生き方と言えます。

自分軸への罪悪感

自分軸の人は自分のことだけを考える「自分勝手な人」
そんなイメージを持っていませんか?

例えば、同僚の仕事を手伝ってあげるシーンで…

他人軸の人は『やってあげたら喜ぶに違いないし、今度、自分のもやってもらえるだろうから手伝ってあげよう』と自分のしたいことではないけどします。
他者のために自分が我慢して行動する「自己犠牲」になります。

→そのため、喜んでもらえなかったら「どうして喜んでくれないの!?」と怒りの感情になるのです。

自分軸の人は『今、急ぎの仕事がないから手伝うよ~』と自分の意思で手伝います。
自分の素直な感情で行動する「他者貢献」となります。

→そのため、喜んでもらえなくても、どういう反応でも、自分がしたくてしているので怒りの感情にはならないのです。

すごくわかりやすいものを見つけました!

「自己犠牲」「他者貢献」「自己中心的」の違い

『自己犠牲』
「自分デメリット」×「相手メリット」
=Lose×Win 

『他者貢献』
「自分メリット」×「相手メリット」
=Win×Win

『自己中心的』
「自分がメリット」×「相手デメリット」
=Win×Lose

「自分軸」と「他人軸」生きやすい生き方と生きづらい生き方

他人軸の人の行動のベースには、自分への評価や見返りを求める気持ちがあります。そのため、一見、思いやりのある行動に見えますが、自分を犠牲にしているので、思ったような反応がないと怒りやイライラしたり、相手に対して「〇〇するべき」を求めます。

自分軸の人は自分を大切にしているので、相手にも相手の心を大切にしてほしいと思っています。だから、自分軸で生きることが自分勝手というのは間違いです。

シャンパンタワーの法則

これにも自分愛で(R)で説明したシャンパンタワーの法則があてはまります。

自分愛で

シャンパンタワーとは、グラスを積み重ねて1番上のグラスにシャンパンを注ぐと、それが溢れて2段目のグラスに注ぎこまれて、それが溢れ出すと3段目のグラスに注ぎこまれていきます。

結婚式などで見たことがある方もいると思います。

このシャンパンタワーはこんな風に見立てることが出来ます。

1番上のグラスが自分
2番目のグラスが家族
3番目のグラスが友達、スタッフ
4番目のグラスがお客様や取引先
5番目のグラスが他人、社会

1番上の自分に愛を注げば、溢れた愛が2番目の家族、3番目の友達…と自分の周りの人々を満たしていくのです。

自分を犠牲にして2番目や3番目から注いでも、当然、あなたは満たされないのです。
みんなの幸せを願うなら、1番上のグラス=あなた自身を満たすことが必要なのです。

他人軸で生きていると自分の心がわからなくなる

これからは自分軸で生きよう!と思っても、長い間、他人軸で生きてきた人は簡単に変わることはできないのです。
なぜなら…

他人軸の人は自分の欲求に素直になることができません。

自分の心がどう思うか?より、他人がどう思うか?を優先していると、次第に自分の欲求がわからなくなってしまうのです。

どうして、自分の欲求がわからなくなってしまうのでしょう。

生まれた時から自分の欲求がわからない人はいません。
だって、おっぱいが欲しく、おむつを変えて欲しくて泣いたり…ちゃんと自分の欲求に忠実でしたよね。

でも、大きくなるにつれ自分が欲しても叶わないことが増えてきます。
そればかりが、何かを欲すると怒られるというような経験をすると、『自分の欲求を素直に言わない方がいい』『言っても無駄』と思うようになります。

そんな経験が増えていくと、自分の中に欲求が起こることすらダメなことだと思うようになり、自分の欲求に耳を貸さなくなっていきます。

あなたが自分の欲求に耳を貸さないという状態を例えるなら…
「子どもが泣いているのに無視している」のと同じことです。

こんなことが何度も続けば、子どもは泣いても欲求は叶わないことを知ります。そして、泣かなくなります。

あなたの本能もこの状態です。
ずっと、あーしたい、こうしたい。あれが欲しい、これが好き。
と言い続けてきたのに、あなたがそれを無視して取り合ってくれなかったから、もう何も言わなくなってしまったのです。

ずっと無視され続けてきた人に、急に声を掛けられても反応しませんよね?
これと同じことがあなたの中で起こっているのです。

これが、自分軸で生きるようにしたいと思ったときに、最初に遭遇する壁です。

自分の気持ちに耳を傾ける

自己肯定感と自分軸・他人軸

でも、大丈夫です。
最初は応えてくれなくても、根気よく自分の気持ちに耳を傾けていきましょう。
「どうしたの?」
「どうしたいの?」
「何が嫌なの?」
「何に怒ってるの?」
「どうして悲しいの?」
子どもに話しかけるように自分に話しかけて、心の声を聞いてあげましょう。
そして、心の声の欲求に応えてあげましょう。

いくら応えてあげたくても、できないシーンもあります。
例えば、ある食事会に参加したけど、めっちゃつまらない><

あなたの心は『最高につまらない。お金の無駄。来なきゃよかった…。』と訴えてきます。
ここで「最高につまらない。お金の無駄。来なきゃよかった…。」と言って席を立つことは難しい(笑)

こんなときは『最高につまらない。お金の無駄。来なきゃよかった…。』と訴える自分の心と会話します。

本当につまらないね~
本当にお金の無駄だと思う。
家にいれば良かったよね
あと1時間くらいで帰るからね

という感じで。
決して声には出しませんよ~(笑)

こうして会話してあげると
自分の訴えを受け止めてくれた!と心は癒され、その後は訴えてこなくなるし、嫌な感情や不快な感情が残りません。

すごくシンプルですが、こういうことを繰り返してゆけば、自分の欲していることがわかるようになり、自然と自分軸の生き方になっていくと思います。


小泉式 自己肯定感改善メソッドで自分を知ることで、自分の欲求も明確になります。自分を知ることは自分軸で生きるための近道です。
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