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こんな時どうする?自己肯定感が高い人と低い人の違い

「自己肯定感は高い方がいい」とわかっていても、自己肯定感が高い人と低い人ではどのような違いがあるのかわかっていない人も多いはず。
日常生活でどんな対応の違いがあるのかをシーン別にまとめてみました。

自己肯定感とは

自己肯定感は心の土台

自己肯定感とは

自己肯定感とは、自分の存在を愛おしいと思え、自分自身を本当の意味できちんと大切にできる感覚のことです。ありのままの自分を認める感覚であり、「自分は大切な存在」「自分はかけがえのない存在」だと思える心の状態です。

それは何ができるか?何を持っているか?人と比べて何かが優れているか?といった、自分の能力や才能や何かの成果に左右されることはなく自分の存在自体、自分の長所短所・得意不得意全てを含め自分そのものを絶対的に肯定できるものです。

自己肯定感は人間関係、恋愛、自信の度合い、仕事での成功、幸福感、心の平和など人生のさまざまな側面に大きな影響をおよぼします

自己肯定感は心の土台、健やかに生きるために欠かせないものです。

この基本をおさえた上で、早速シーン別の対応をみていきましょう。

褒められたとき

自己肯定感が高い人は…

目の前の現実や物事、感情を素直に受け入れることができます。また、自分の感情を素直に表現することができます。全てにおいて素直なのです。その為、人から褒められたら素直に「ありがとう」と言えます。

自己肯定感が低い人は…

自己肯定感が低い人は、子どもの時に親が自分のことを褒めたり認めてくれた経験がないため、自分で自分を褒めたり認めることができません

そのため、他人が自分を褒めたり認めてくれても、お世辞やイヤミにしか思えないのです。『うまいことを言って、騙そうとしてる?』と疑ってしまうこともあるのです。

自分が正当に褒められる、評価されるなどの場面は、『自分はダメである』という認識と一致しないために、居心地の悪さや不快を感じてしまうのです。むしろ、褒められることなく、叱られたり冷たくあしらわれる方が『自分はダメである』という認識と一致するので安心するのです。

また、褒められて喜んだら、子どもっぽい、自分の価値が下がると思いこんでいるため、褒められて喜ぶことのないように自分をコントロールしていることもありますが、それはとても疲れるため、あえて褒められる場面そのものを避けるようになります。

褒められたときに、『そんなことありませんよ』と返すことで、これ以上自分の価値が下がらないように自分を守っています褒められることが、期待やプレッシャーをかけられているように感じるため、他人から褒められることを苦手と感じます。

問題が起きたとき

自己肯定感が高い人は…

なぜそうなったのか、何がいけなかったのかを冷静に受け止め、分析し、同じことを繰り返さないようにします。

自分に非があれば謝ります自分を責めずに冷静に向き合うので、当然、他人を責めることもありません。 もし、相手に問題や原因があれば、適切な対処法を考えようと前向きに行動します。その姿勢が周囲と良い関係を築くことや信頼にも繋がり、周囲との関係性も向上しやすいのです。

自己肯定感が低い人は…

常に自分がしていることには問題があるのではないか、間違っているのではないかと自分を責める傾向にあります。同時に自分は責められて当然の人間と考えているので、問題が起こると自分を責め、罪悪感を持ちます。

また、被害者意識を持つ傾向があり、問題が起きた時にはいつも他人のせいにし、相手を責めることで自分を正当化します。被害者意識の強い人は、苦しいとき、辛いときに自分の外側に加害者を探します。それが楽だからです。

チャレンジするとき

自己肯定感が高い人は…

失敗することを恐れないため、挑戦を避けずに、むしろ向かっていく傾向にあります。何かを始めるときには「成功するためにはどうしたら良いのか」を考えます。ポジティブに自分が成功したときのことをイメージできるので、成功が現実的になります。

「失敗したらどうしよう」と思わないわけではないのです、思ったとしても、それに対する解決法をしっかり考えます。良い結果が出なくても、現実をありのまま受け入れたうえで、成功しなかった理由を分析し次に活かそうとします

自己肯定感が低い人は…

自分が何かに挑戦しても『成功するはずがない』という思い込みを持っています。そのため、何かに積極的に挑戦することができません。最初から無理と決めつけてしまって、諦めてしまうのです。

また、失敗をすると『自分を否定された…』と勘違いしてしまう特徴もあります。相手は思っていなくても、自分が勝手にそう思ってしまうのです。

誰しも新たなことに挑戦するのは勇気がいるし不安にもなります。しかし、自己肯定感が低い人はそれをより強く感じやすいのです。

叱られたとき

自己肯定感が高い人は…

素直に人の話を聞いて、自分が悪かったならば素直に謝り、修正します。プラスに受け止め、そこから様々なことを学び、どんどん成長していきます。
叱られたのは仕事であり、人格を否定されたのではないことを理解しています。

自己肯定感が低い人は…

自分が嫌いで自分を信じることができず自分を否定する考えを持っているので叱られることによって、『あぁ、やっぱり私ってダメな人間なんだ』と人格を否定されたのだと思うのです。

それが叱るではなくアドバイスや助言であっても、『私がダメな人間だから、こんなこと言われるんだ』と常に悪い方へ考えてしまいます。何を言われても、全て自分を否定する材料に変えてしまうのです。

そのため自己肯定感が低い人にとって叱られるという行為は、強烈な自己否定になってしまうのです。だから自己肯定感が低い人が叱られると、ますますダメになっていってしまうのです。

告白されたとき

自己肯定感が高い人は…

自分の魅力を正しく理解しているので、安易にお付き合いすることはありません恋愛で自分を安売りする必要がないのです。自分がお付き合いしたい相手だと思えば、相手の気持ちを正しく受け取ることができます。

自己肯定感が高い人は自分を大切にできるため、相手もあなたのことを「価値のある」「大切な」存在として認識します。あなたの意見や考えを尊重し、大切に愛情を注いでくれます。

自己肯定感が低い人は…

自分で自分を認めることができず、自分には良いところがない、魅力がないと思っているので、『自分なんかが愛されているはずがない』という思い込みに支配され、相手を信じることができません

また、強く愛してもらうことを望み、嫌われることを異常に恐れます。愛してもらうことで、自分の価値を図っているのです。もし嫌われてしまえば、『あなたは価値がない』と言われているのと同じだと捉えてしまいます。

相手を信じられない、『もし嫌われてしまったらどうしよう』などと考えてしまい、相手の気持ちを受け取れず、断ってしまうこともあります。

相手の望むことなら何でもするなど、過剰に相手に合わせすぎるということが起こりがちで、付き合う相手が支配的・暴力的なダメンズの傾向が高くなります。

自己肯定感が高いか低いかの違いだけでこんなにも対応が変わってくるのです。

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